2021年 特別企画

まず、なぜ今回 私達がこの様な企画を行うことになったかをお話しします。

2人の作曲家、大関かおると川村妙子は、作詞家の故・矢頭國明先生からそれぞれ作曲依頼を受け、お互い別々のシンガーさんに楽曲を提供させていただく機会がありました。
矢頭國明先生を通して楽曲提供した事が、まさに東京と大阪に住む2人が知り合うきっかけとなったのです。

何曲かはCD化されましたが、まだシンガーさんが決まらないままになっている楽曲を残したまま、矢頭國明先生は旅立たれてしまいました。

矢頭國明先生は、2021年10月20日で生誕77周年を迎えました。

ご健在であれば、喜寿のお祝いをするご年齢です。

そこで、この日の記念企画として、生前 矢頭先生にお世話になった私達が、矢頭國明先生作詞の楽曲を歌って頂けるシンガーさんを募集したいと思い、今回の企画「陽だまり五線紙」を開設いたしました。

 今回 皆様にご紹介する楽曲は2曲です。
どちらか お歌いになりたい楽曲があれば、是非 歌手の方に歌って頂きたいです。この企画から私たちの曲が旅立ってくれたら、とても嬉しいです。

画像をタップすると楽曲をお聴きいただけます。

「甑倒しの春が来る」

作詞 : 矢頭國明
作曲 : 大関かおる
※「甑倒しの春が来る」は、矢頭國明先生が作詞のコンクールで金賞を受賞された曲です。
酒蔵を営む夫婦愛を歌った心暖まる楽曲です。

「母と言う名のふるさとへ」

作詞 : 矢頭國明
作曲 : 川村妙子
*「母と言う名のふるさとへ」は、お互いを大切に想い合う母子愛を「ふるさと」という言葉にかえて、心豊かに歌った楽曲です。

〜作詞家・矢頭國明先生〜

東京八王子在住の作詞家。
日本作詩家協会・日本著作家連合・日本著作権協会・日本音楽アカデミーの会員であられました。

歌手の方、歌手を目指す方へのサポートを惜しまない方でした。

作られた作品は演歌・ポップス・シャンソンと幅広く、様々な作曲家の方と作品を作られています。
自我が強くとても個性的な方でしたが、矢頭先生が書かれた歌詞はとても品のよい作品が多く、定評があります。
日本全国、本当に多くの歌手の方に作詞をされました。

代表作は、沖縄発の野球団・琉球ブルーオーシャンズの応援歌「ブルーオーシャン」
エイベックスからリリースされています。